我が家の愛犬の紹介をします。名前はココア。通称こっちゃん。8歳です。元保護犬です。自称トイプードルです。3歳の時に我が家で引き取りました。歯は全部ありません。そして、耳が聞こえません。

保護犬とは、その名の通り保護施設で保護された犬のことです。http://www.delivery-planet.jp/

我が家のこっちゃんは、東京都北区にある小さな保護施設で暮らしていました。その保護施設には、多頭飼育で飼い切れなくなった飼い主から保護された犬や、崩壊したブリーダーから保護された犬などが暮らしています。ほとんどが小型犬です。

こっちゃんがどのルートでその保護施設に入ったのかはいまだ不明ですが、我が家に来た時の状態は酷いものでした。保護施設の中に居りましたので、体はきれいに丸刈りにされていたのですが、酷かったのは精神状態でした。いつも顔は床すれすれのところまでうなだれ、うろたえた目で人を見上げていました。外にでたのも初めてのようで、初めて散歩に連れて行った時には、怖くて震えが止まらず歩くことができませんでした。なので、抱っこをして、毎日毎日外に連れ出して、ようやく歩くことができるようになりました。

家にきた時こっちゃんは、ほとんど食に興味がなく、一日2回の食事も完食できませんでした。おやつも全く食べませんでした。よくよく観察していると、どうやら歯に問題があるようで、3回の手術ですべての歯を抜きました。歯槽膿漏が酷く、歯茎の状態が悪すぎたのです。

抜歯後、ご飯が大好きになり、おやつもたくさん食べるようになりました。

こっちゃんは、耳が聞こえていないと思います。名前を呼んでも手をたたいても反応がありません。何かを伝えるときにはそばに行って、体を触ってあげます。とんとんと触って、「ご飯だよ」「お散歩に行くよ」と合図します。

今では、ご飯大好き。人が大好き。お散歩大好きなかわいい普通の犬です。このような普通の表情ができ、普通に散歩に行き、普通にご飯が食べられるようになるまでに約3年かかりました。こっちゃんが保護される前に過ごした3年間がどれほど過酷なものだったのか、想像すると切なくなります。動物の生体販売が過剰な日本では、このような犬や猫が多く存在することを、多くの人に知ってもらえたらうれしく思います。